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築54年の木造住宅が「減築」と「造作家具」で快適な住まいに大変身!延床13坪でも広々暮らせるリノベーション事例

築54年の木造住宅が「減築」と「造作家具」で快適な住まいに大変身!延床13坪でも広々暮らせるリノベーション事例

リノベーション前の状態

リノベーション前の住宅は、築年数相応の劣化が見られ、耐震性や断熱性に不安を抱えていました。また、各部屋が細かく間仕切られていたため、現代のライフスタイルに合わせた生活動線の改善も求められていました。

リノベーション前の浴室

リノベーション前の部屋の様子

リノベーション前のバルコニー

高性能かつシンプルデザインの外観

大きな窓から熱が逃げやすく、プライバシーも気になっていた以前の外観から一新。断熱性能を高めるため窓のサイズを見直し、玄関位置も変更されています。外壁には天然木パネルがアクセントとして使われ、シンプルながらも個性が光るモダンなデザインとなりました。

モダンな外観デザイン1

モダンな外観デザイン2

減築によって生まれたゆとりのエントランス

一部を「減築」(建物の床面積を減らすこと)したことで、敷地内に新たなスペースが生まれました。エントランスにはポスト一体型の宅配ボックスが設置され、バイク盗難防止用のチェーンフックも地中に埋め込むなど、利便性と防犯性も向上。ゆとりのある空間が、日々の暮らしに心地よさをもたらします。

減築によりゆとりが生まれたエントランス

バイク盗難防止用チェーンフック

宅配ボックスを備えたエントランス

造作のシューズボックスで広々とした玄関

玄関ドアを開けると、家の中心に設けられた造作棚が目を引きます。シューズボックスの収納扉は「プッシュラッチ式」(取っ手がなく、押すと開閉するタイプ)を採用し、すっきりとしたデザインに。以前よりも広々とした玄関スペースで、スムーズな出入りが実現しました。

造作のシューズボックスを備えた玄関

家の中心に設計された造作棚

小上がり和室のあるダイニングスペース

ダイニングスペースには「小上がり和室」(床より一段高くなった和室)が設けられ、最小限の家具で広々とした動線を確保しています。畳の下はすべて収納として活用でき、コンパクトな暮らしでもモノが散らからない工夫が凝らされています。収納扉の一部にはマグネットボードが施工され、機能性もアップ。TV台も空間に合わせた造作で、統一感のあるデザインです。

小上がり和室を備えたダイニングスペース

ナチュラルモダンなダイニング空間

小上がり和室の収納スペース

スムーズな家事動線を実現したキッチンスペース

造作シューズボックスの裏側からは、キッチンの背面収納にアクセスできます。調理家電や食器類、食材のストックなどが効率よく収納できるよう設計され、収納内には複数のコンセントも完備。キッチンはLIXILのシエラを採用し、内装に合わせたカラーコーディネートで心地よい空間が広がります。

造作シューズボックスの反対側からアクセスできるキッチン背面収納

整理整頓されたキッチン収納

LIXILシエラを採用したキッチン

斜め配置の洗面ボウルが特徴の造作洗面台

階段下のコーナースペースを有効活用し、造作の洗面スペースが設けられました。洗面ボウルを斜めに配置することで、両サイドのカウンター部分を広く使えるよう工夫されています。階段の踏み板に照明が取り付けられるなど、造作ならではのユニークなアイデアが光る、個性的な空間です。

斜めに配置された洗面ボウルが特徴の造作洗面台

機能的かつスタイリッシュな洗面所

清潔感のある洗面スペース

壁の凹凸に合わせた造作バスルーム

L字型のレイアウトに収めるため、バスルームはタイルで仕上げた造作仕様です。壁の凹凸に合わせてバスタブを配置し、高級感のあるアクセサリー類を取り入れることで、心身ともにリラックスできる空間が実現しました。

L字型レイアウトに合わせた造作バスルーム

ベージュのタイルで統一された浴室

コンパクトな暮らしを豊かにする収納アイデア

今回のリノベーションでは、減築によって床面積が小さくなった中で、いかに収納を確保するかが重要なポイントでした。ダイニングキッチンの中心に設けられた造作収納に加え、階段の一部を引き出し収納にするなど、「デッドスペース」(活用されていない空間)を極限まで減らす設計が特徴です。様々な形状のアイテムをすっきりと収納でき、居住空間を常にきれいに保てます。

階段下の収納スペース

階段下の引き出し収納

開いた収納棚の奥に見えるワークスペース

造作でシンプルかつ心地よい洋室

2階の洋室には、小上がりベッド、クローゼット、テレビスペースがすべて造作によってコーディネートされています。限られた空間を最大限に有効活用するため、ベッドとクローゼットの仕切り壁には棚板の高さが自由に変えられる書棚を設置。有孔ボード(穴の開いた板)を使った吊り下げ収納や、建具(ドアや引き戸などの開口部の総称)に姿見を備えるなど、既成の家具や雑貨に頼らずとも心地よく暮らせる空間を目指しました。

壁掛けテレビと木製シェルフのある洋室

ミニマリストなオープンクローゼット

小上がりベッドと収納を備えた洋室

スッキリとした暮らしをサポートする小上がり収納

小上がりの造作ベッドには、引き出しと床下の収納が備えられています。様々なアイテムを収納できる十分なスペースが確保されているため、モノが外に散らばることなく、居住空間をすっきりと保つことができます。

本が並んだ木製本棚

書籍が並んだ作り付けの木製本棚

引き出し式収納が備わった木製ベッドフレーム

洗濯動線を短く設計したホール&バルコニー

日当たりの良いホールは、洗濯室と部屋干し空間を兼ねたランドリースペースとして設計されました。バルコニーへアクセスしやすいレイアウトで、洗濯物を干したり取り込んだりする動線が非常に短くなっています。従来のフェンスから立ち上がりの壁に変更されたバルコニーは、外部からの視線を気にせず洗濯物を干せるようになりました。さらに「スロップシンク」(多目的流し台)も設けられ、汚れ物の洗濯も気軽に行えます。

部屋干し空間を兼ねたランドリースペース

バルコニーへアクセスしやすいランドリースペース

スロップシンクを備えたバルコニー

まとめ

このリノベーション事例は、築54年、延床面積43.01㎡(約13.03坪)という条件の木造住宅が、わずか3ヶ月の工期で全面的に生まれ変わったものです。耐震・断熱性能を向上させながら、減築や造作家具を駆使することで、親子2人が広々と快適に暮らせる現代的な住まいが実現しました。

「減築」でスペースを有効活用し、「造作家具」で収納力を高めるアイデアは、コンパクトな住まいでも諦めずに理想の暮らしを追求できることを示しています。もし、ご自身の住まいのリノベーションをお考えでしたら、このような事例を参考に、専門家にご相談してみてはいかがでしょうか。きっと、あなたの理想の暮らしを叶えるヒントが見つかるでしょう。