住宅市場の変化とAIが拓く新しい家づくりの形
近年、新設住宅着工戸数が減少傾向にあり、住宅市場は大きな転換期を迎えています。このような状況で、住宅事業者は「限られた需要の中でどう選ばれ、どう生産性を上げるか」という課題に直面しています。同時に、私たちの情報収集の方法も変化し、「キーワード検索」から「生成AIへの相談」へと移りつつあります。これは、住宅会社が私たちに「見つけられる」方法そのものが変わりつつあることを意味します。
こうした背景の中、2026年7月30日に開催された一般社団法人日本優良ビルダー普及協会(JGBA)主催の若手経営者トークセッションに、株式会社LIFEFUND(静岡県浜松市、代表取締役:白都卓磨氏)の白都氏が登壇しました。本セッションでは、厳しい住宅市場で何を変えたかというテーマのもと、白都氏が縮小する住宅市場における集客と生産性向上のための具体的な施策を共有しました。

AI時代の「見つけられ方」対策:あなたの理想の家をAIが見つけてくれる?
白都氏が特に強調したのは、生成AIによる検索時代における企業の「見つけられ方」対策です。今後、「このエリアでおすすめの工務店は?」といった質問を生成AIに投げかけた際、AIが参照する情報源として、企業のプレスリリースが重要になるでしょう。
地方の工務店や住宅会社でも、プレスリリースを継続的に発信する取り組みが推奨されています。その一次情報が、AI検索(AEO:AI検索最適化/AIO:AIインフォメーション最適化)のソースとして参照される可能性があります。多くの地方企業がまだこの取り組みを始めていないため、今から始めることで、先行者利益を得られるかもしれません。AIが、あなたの理想の住まいを建てる会社を効率的に見つけ出す手助けをしてくれる未来が、きっと来るでしょう。

AIエージェントの全社活用で「使わないリスク」を回避
LIFEFUNDでは、社員の8〜9割がAIエージェント「Claude Code」を日常業務で活用しているとのこと。白都氏は「AIを使わないこと自体が最大のリスク」と語り、その重要性を強調しました。AIを活用することで、住宅会社の提案の質とスピードが高まり、結果としてお客様へのサービス向上に繋がることを示唆しています。
会社で使うAIは一つに統一することが推奨されており、性能だけでなく「燃費」(利用量あたりのコスト)も選定の重要な要素だそうです。AIの利用料が将来的に上昇する可能性も考慮し、多人数で使う組織ほど、燃費のよいAIを標準にしておくことが効果を発揮するでしょう。対話型生成AIとツール実行型AIエージェントを両輪で活用することで、生産性への影響はさらに大きくなると考えられます。

LIFEFUNDが描く「人づくり・まちづくり」の未来
株式会社LIFEFUNDは、静岡県浜松市を拠点に、建築家とつくる注文住宅ブランド「ARRCH(アーチ)」や高性能住宅ブランド「PG HOUSE」などを展開しています。約10年で年商約27.1億円まで成長し、設計・施工・営業・採用・マーケティングといった全領域にAIを導入することで、アナログな住宅業界の非効率を構造から変革しています。
「あらゆる人が喜びある人生を叶えられる地域社会をつくる」というビジョンのもと、事業を「家づくり」にとどまらず「人づくり・まちづくり」へと発展させています。AIを人の可能性を広げる力として活用し、人が喜びをもって生きられる社会の実現を目指し、地域から業界の未来をデザインしているのです。

建築AI経営研究会で業界全体のレベルアップを支援
LIFEFUNDは、全国から建築業界の経営者が集まる「建築AI経営研究会」も主宰しています。この研究会は、AIを単なる「道具」ではなく「経営の武器」として活用するための実践的な知識を共有する経営者限定のコミュニティです。「建築経営にどのようにAIを浸透させるか」をテーマに隔月で開催されており、業界全体のAI活用を推進しています。
まとめ:AIが拓く、より良い家づくりの未来
AIの活用は、住宅業界に大きな変革をもたらし、私たち消費者にとっても、よりパーソナルで質の高い家づくりが実現される可能性を秘めています。LIFEFUNDのような先進的な企業がAIを積極的に取り入れることで、お客様一人ひとりのニーズに合わせた提案や、よりスムーズな家づくりのプロセスが期待できます。
未来の家づくりや、LIFEFUNDの事業にご興味をお持ちの方は、以下のリンクから詳細をご覧ください。


