検索ニーズと社会課題から生まれる新しい発想
今回のワークショップでは、インターネット上の検索行動からお客様のニーズや悩みを捉える考え方が学生に共有されました。これはタンスのゲンが実際の商品開発やEC販売で活用している視点です。学生たちはこの知見を基に、家具の廃棄、ジェンダー、住空間の変化、リチウムイオン電池による火災リスクといった現代社会の多様な課題を洗い出し、約3カ月半をかけて解決策となる商品を企画しました。

学生が提案する未来の家具・インテリア
2026年8月7日に開催された商品企画コンペティションでは、3チームから計5つの商品企画が発表されました。それぞれの企画は、学生ならではの柔軟な発想と、ワークショップで学んだ商品開発の考え方が融合したものでした。
子どもの成長に寄り添う「MEGURU」
グループAが提案したのは、子どもの成長に合わせて長く使える「MEGURU」です。子ども用家具は成長と共に使えなくなることが多く、買い替えの費用や手間、廃棄による環境負荷が課題となります。MEGURUは、ジャングルジム、勉強机、収納棚へと形を変えることで、一つの家具を長く使い続けられるよう設計されています。これにより、経済的負担や環境負荷を減らし、家具への愛着を育む新しい暮らしが実現します。

ジェンダーと室内環境に着目した提案
グループBからは2つの提案がありました。一つは、美容と仕事の機能を兼ね備えたジェンダーレスドレッサー「DUO-DESK」です。男性用化粧品市場が拡大する一方で、「ドレッサーは女性のもの」という固定観念が残る中、「美容も、仕事も、自分らしく」をコンセプトに、性別を問わず使える実用性の高い家具を目指しました。このDUO-DESKを提案したグループBが、今回のコンペティションで優勝しました。

もう一つの企画は、観葉植物と空気清浄機を組み合わせた商品です。空気清浄機の機能性に、植物を暮らしに取り入れるインテリアとしての価値を掛け合わせることで、空間に自然になじむ機能的でデザイン性の高い空気清浄機を提案しました。

住空間の変化と安全性を考慮した提案
グループCは、住空間の変化と火災リスクに着目した2つの商品を提案しました。一つは「どこでもロールパーテーション」です。住宅価格の高騰や間取りの変化により、十分な部屋数を確保しにくい現代の住まいの課題に対応。工事不要で設置・収納が簡単なパーテーションで、限られた空間でも必要な時に柔軟に仕切ることで、仕事とプライベートの空間を両立させる暮らしを提案します。

もう一つは、リチウムイオン電池による火災リスクに着目したセーフティ収納「Safe Spot」です。モバイルバッテリーや小型家電など、家庭でリチウムイオン電池を使用する製品が増える中、収納家具に安全性を加えることで、日常生活の中で自然に火災対策ができる商品を目指しました。

これからの住まいづくりに期待される新たな可能性
今回のワークショップで発表された学生たちのユニークなアイデアは、現代社会が抱える課題に対し、家具・インテリアを通じていかに快適で持続可能な暮らしを実現できるかを示しています。これらの企画が、今後の商品開発や住まいづくりに新たな視点をもたらし、より良い暮らしの実現につながることが期待されます。
これらの取り組みに関する詳細は、以下の関連情報もご参照ください。
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明治大学 商学部 加藤拓巳ゼミ 関連記事: https://meiji-commerce.jp/2026/08/07/post-462.html
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タンスのゲン 関連情報: https://tansu-gen.co.jp/info/7422/


