市場動向

住宅売買の最新動向とAI活用:価格見通しは慎重に、金利上昇は多数が予測

住宅売買の最新動向とAI活用:価格見通しは慎重に、金利上昇は多数が予測

住宅市場の今を知る:最新意識調査から見えてくること

野村不動産ソリューションズ株式会社が2026年7月に実施した「住宅売買に関する意識調査アンケート(第31回)」の結果が発表されました。この調査は、不動産売買を検討している「ノムコム」会員を対象に年2回行われており、今後の住宅市場を読み解く上で貴重な情報を提供しています。今回の調査結果から、住宅価格の見通し、売り時感、住宅ローン金利の動向、そしてAI(人工知能)を活用した情報収集の現状と目的について、詳しく見ていきましょう。

不動産価格の見通し:慎重な見方が広がる

今回の調査で、今後不動産価格がどうなるかという問いに対し、「上がると思う」と回答した人は33.8%と最多を維持したものの、前回調査から8.4ポイント減少しました。一方で、「横ばいで推移すると思う」(32.9%)や「下がると思う」(23.8%)と回答する人が増加しており、不動産価格の先行きに対して慎重な見方が広がっていることが伺えます。

不動産価格の見通し

回答者のコメントからは、金利上昇や円安による住宅資材の高騰、新築マンション件数の減少といった要因から価格上昇を予想する声がある一方で、既に高くなりすぎていることや金利上昇による買い控えで価格が落ち着くと考える意見も見られます。都市部と地方での二極化も進むかもしれません。

不動産の売り時感:高水準を維持しつつも変化の兆し

現時点で不動産が「売り時だと思う」「どちらかと言えば売り時だと思う」と回答した人の合計は75.2%となり、依然として高い水準を維持しています。しかし、この割合は前回から2.5ポイント減少しており、売り時感にも変化の兆しが見え始めています。

不動産の売り時感

「売り時だと思う理由」としては、「今なら好条件で売却できると期待できるため」(66.3%)が最も多く、「不動産価格が上昇していると感じるため」(65.3%)が続きました。さらに、「今後、不動産価格が下落すると考えているため」という回答も前回より増加しており、価格の先行きが不透明な中で、今のうちに売却を検討する動きも強まっているようです。

住宅ローン金利の見通し:9割以上が上昇を予測

今後の住宅ローン金利については、「明確に上昇していくと思う」と回答した人が90.1%と圧倒的に多く、引き続き大多数が金利上昇を予想しています。住宅購入を検討されている方は、金利の動向に一層の注意が必要となるでしょう。

住宅ローン金利の見通し

不動産売買におけるAI活用:情報収集の新たなツールに

不動産売買に関する情報収集や検討において、AI(生成AIやチャットボットなど)を利用しているかという問いに対し、「現在利用している(積極利用・限定利用含む)」と回答した人は25.7%でした。さらに、「興味はあるが、まだ利用したことはない」という回答が47.4%を占めており、今後AIの利用がさらに拡大する可能性が示唆されています。

AI利用状況

AIの主な利用目的としては、「相場や価格の妥当性の確認」(64.8%)、「物件情報の収集・比較」(57.5%)、「検討条件(エリア・価格等)の整理」(54.9%)が上位を占めています。AIは、情報収集や比較検討の強力なサポートツールとして活用され始めています。

AI利用目的

これからの住宅探し、賢く情報を活用するために

今回の調査結果から、住宅市場は価格の見通しに慎重な見方が広がりつつも、売り時感は依然として高く、金利上昇は避けられないという認識が一般的であることが分かりました。また、AIが情報収集の新たなツールとして注目されていることも特筆すべき点です。

これから住宅の購入や売却を検討される方は、これらの市場動向を踏まえ、より計画的に情報収集を行うことが大切です。AIを上手に活用して相場や物件情報を効率的に集め、信頼できる不動産会社に相談しながら、ご自身のライフプランに合った最適な選択を見つけてください。

より詳しい調査結果は、不動産情報サイト「ノムコム」のウェブサイトでご覧いただけます。

野村不動産ソリューションズ株式会社は、2026年4月1日付で仲介・CRE(企業不動産)の3事業を「野村の仲介プラス」ブランドとして統一し、「その期待に、プラスを。」というブランドタグラインを掲げています。お客様の期待を超える提案やサービスを提供することを目指しており、ブランドアンバサダーには二宮和也さんが起用されています。

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