株式会社カシワバラ・コーポレーション(本社:東京都港区、代表取締役:柏原 伸介)は、Anyplace Japan株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 CEO:内藤聡)、およびホテル運営を担うカシワバラ・ハンズとともに、東京都豊島区南池袋で協業をスタートしました。日本におけるリモートワーク特化型住宅の展開を目指すもので、ワーケーションやブレジャーの需要に対応したサービスアパートメントの提供を始めます。

外国人ビジネスパーソンの中長期滞在ニーズと住まいの課題
近年、リモートワークの急速な普及や「デジタルノマドビザ」の新設などを背景に、日本に中長期で滞在する外国人ビジネスパーソンの間で、ワーケーションやブレジャーへの需要が急速に高まっています。ブレジャー(Bleisure)とは、「ビジネス(Business:仕事)」と「レジャー(Leisure:余暇)」を掛け合わせた造語です。出張の前後に有給休暇などを取り、出張先でそのまま観光やリフレッシュを楽しむ新しい旅のスタイルを指します。
一方、国内では、こうした滞在者に合う住居が十分に供給されていないという課題があります。必要とされているのは、「中長期滞在に対応する柔軟な契約形態」と、「入居当日から快適に業務を始められるワークスペース環境」の両方を備えた住まいです。

協業の枠組みと各社の役割
シリコンバレー発のAnyplace
Anyplaceは米国シリコンバレーで創業したスタートアップで、リモートワークに特化した家具付きアパートメントを提供しています。サンフランシスコ、ニューヨーク、ロサンゼルスなどの主要都市で、高速インターネット、昇降デスク、エルゴノミクスチェア、外部モニターなどを備えた中長期滞在向けの住宅を展開してきました。2026年に日本へ進出し、現在は渋谷区、新宿区、港区、中央区、文京区など都内各地に拠点を構え、海外ビジネス人材向けの住居を提供しています。また、不動産オーナーやパートナー企業との協業を通じて、物件の収益性向上と資産価値の最大化を支援しています。
建設テック投資を通じた出資関係
カシワバラ・コーポレーションは、建設テックスタートアップに投資するプロジェクト「JAPAN CON-TECH FUND」を通じて、Anyplace Inc.に出資しています。今回の協業は、Anyplace Japanが日本で事業を広げていく中で始まったものです。「JAPAN CON-TECH FUND」は、同社が2019年3月に開始したプロジェクトです。スタートアップにリスクマネーと成長ノウハウを提供し、建設業界に新しいテクノロジーを取り入れることで、双方の事業創出と成長を後押ししています。建設業界で約75年の歴史をもつ同社ならではの取り組みとして、参入障壁の高い建設業界での新技術の実証実験や導入支援のために、多くの建設現場を提供しています。
具体的な取り組み内容
今回の協業では、次の内容を実施します。
- ワークスペースの構築:Anyplace仕様のデスク、高機能チェア、モニター、照明などの家具・機器を設置
- 運用・利用テスト:作業性、居住性、快適性に加え、施設を運用するうえでの課題を検証
- 需要の検証:一時的な住まいやワークスペースとして活用できるか、また国内市場でどの程度受け入れられるかを調査
- 運用サポート:沖縄・古宇利島でホテルを運営するカシワバラ・ハンズが担当
カシワバラ・ハンズは、カシワバラ・コーポレーションが所有するホテルの経営・運営を担う企業です。「YAWN YARD Kouri Island」を運営しているほか、土地の文化や自然とつながる宿泊施設などの企画・開発・運営も手がけています。

全国の物件への展開や不動産オーナーへの提案も検討
今後は、今回の協業で得られたデータや知見をもとに、カシワバラグループが保有・管理・開発する全国の物件での活用拡大や、不動産オーナーに向けた新たな価値提案の手法としての展開を検討していく方針です。カシワバラグループは、土地探しから建物の建築、管理、修繕までをトータルで手がける企業グループです。カシワバラ・コーポレーションは引き続き、グループの総合力と先進的なテクノロジー・サービスとの親和性を高め、より豊かな暮らしと空間づくりに貢献していくとしています。