約6割が「通路の幅と長さ」を重視
調査の結果、旗竿地の購入において最も重視されるポイントは「通路の幅と長さ」であり、57.4%の回答者がこれを挙げました。2位の「価格が安いこと」(44.2%)を大きく上回る結果となり、日々の生活における実用性が価格以上に重要視されていることが明らかになりました。

この結果は、旗竿地特有のデメリットである「車の出し入れのしにくさ」や「生活動線における物理的なストレス」への懸念が強く、それを解消するための具体的な条件が求められていることを示唆しています。また、将来的な建て替えを考慮し、重機が入りやすいかどうかも重要な判断基準とされています。
重視するポイントと消費者の声
上位5つの重視ポイントについて、具体的な消費者の声と合わせて見ていきましょう。
1位:通路の幅と長さ(57.4%)
「毎日の車の駐車にストレスがないこと」が、生活の基盤として最も重要視されています。通路の幅が3メートル以上あることや、将来の建て替え時に重機が入りやすいことなど、短期的な利便性だけでなく長期的な視点での実用性が求められています。
「通路部分の幅や車の出し入れのしやすさを確認することが重要です。将来的な売却のしやすさも考慮し、価格の安さだけで判断せず、利便性や資産価値を総合的に検討することが大切です。」(20代・男性)
2位:価格が安いこと(44.2%)
旗竿地ならではの使い勝手の悪さや制限を補う「デメリット以上のメリット」として、明確な割安感が重視されています。相場よりも大幅に安い価格であれば、不便さを相殺できるコストパフォーマンスの高さが購入の大きな動機となるようです。
「建築基準法の接道義務(建物を建てる際に、幅4m以上の道路に2m以上接していなければならないという法律上のルール)を確実に満たしており、再建築に支障がないことが絶対条件です。その上で、日当たりの悪さなどのマイナス面を十分に相殺できるだけの、明確な価格の安さがあるかを最も重視します。」(40代・男性)
3位:周辺環境が良いこと(43.4%)
旗竿地は周囲を家に囲まれることが多いため、「隣家との距離感」や「近隣住民の質」といった良好な人間関係が重視されています。また、奥まった立地ゆえの防犯面や、買い物・通勤通学などのアクセスの良さも期待されています。
「周辺環境が穏やかで安心して暮らせる場所であるかどうかは毎日の気持ちに大きく影響するため丁寧に確認したいという思いがあります。」(40代・女性)
4位:日当たりのよさ(37.6%)
「湿気やカビ」の心配だけでなく、家の中の明るさが「気持ちを前向きにしてくれる大切な要素」として捉えられています。周囲の建物との位置関係で日当たりが大きく変わるため、実際に現地で確認し、快適な居住空間を確保できるかが慎重に見極められています。
「日当たりの良さは家の中の雰囲気を大きく左右し、明るい空間で過ごす時間は気持ちを前向きにしてくれるため、とても大切な要素だと感じます。」(40代・女性)
5位:隣地との境界がはっきりしていること(36.0%)
隣家と接する面積が広いため、「隣人とのトラブル回避」が非常に重要と考えられています。「境界が図面と現場で明確に一致していること」が欠かせない条件とされ、将来的なもめ事や精神的負担を未然に防ぎたいという意向が強く表れています。
「隣の家との敷地境界があいまいなまま購入すると、将来的に塀の建て替えやトラブルの原因になります。境界が図面と現場で明確に一致していることは絶対に欠かせない条件です。」(50代・男性)
旗竿地選びで後悔しないために
今回の調査結果から、旗竿地の購入においては、価格の安さだけでなく、日々の生活の利便性や将来を見据えた実用性が非常に重視されていることが分かりました。特に通路の幅や長さは、車の出し入れといった日常のストレス軽減だけでなく、将来の建て替え時のコストにも影響するため、慎重な確認が不可欠です。
旗竿地の購入を検討される方は、ぜひこれらのポイントを参考に、ご自身の暮らしに合った土地選びを進めてみてください。不明な点や不安なことがあれば、専門家への相談も有効な手段です。
株式会社ドリームプランニングが運営する「負動産買取センター」では、旗竿地のような一般的に売却が難しい不動産に関するお悩み解決コラムを発信しており、無料査定や売却相談も行っています。
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