時を超えて蘇る名作「OZU」
「OZU」は、1980年代半ばに構想されたとされるヴィコ・マジストレッティのデザインを、IXCが大切に保存してきたオリジナルドローイングをもとに現代に蘇らせたものです。マジストレッティとIXC創業者・武藤重遠氏の交流、そして日本映画、特に小津安二郎への深い愛着という物語が、このプロダクトに静かな奥行きを与えています。
「OZU」の魅力は、その明快な構造にあります。カンチレバー構造(片持ち梁のように、片側だけで支えられ、もう片側が宙に浮いたようなデザイン)のスチールフレームが、クッションのように柔らかな座面と背もたれを支え、軽やかでありながら安定感のある佇まいを実現しています。構造体と張り要素をあえて分離する構成は、マジストレッティの構造主義的なアプローチ(デザインを構成する要素やその関係性に注目し、機能や美しさを追求する考え方)を体現し、最小限の要素で最大限の快適性を追求する姿勢が表れています。
今回の復刻では、モールドウレタン(型に流し込んで成形するウレタンで、耐久性や座り心地の良さが特徴)を採用し、オリジナルの思想を尊重しつつ、現代の快適性にも応えています。時を超えて受け継がれたデザインの物語と、日本ならではの丁寧なものづくりが融合することで、「OZU」は現代の暮らしに静かに寄り添う存在として生まれ変わりました。控えめながら確かな存在感で、空間に新たな価値をもたらします。


特別展示「Living in Motion」で「OZU」の世界観を体験
カッシーナ・イクスシー青山本店1階のポップアップスペースでは、IXCのアートディレクターを務めるガムフラテージ氏による特別展示「Living in Motion」が開催されます。
1970年代のプロダクト広告から着想を得たこの展示では、「OZU」ラウンジチェアを、人の動きとともに変化する存在として表現。家具を固定された形として捉えるのではなく、日々の所作や暮らしのシーンに呼応しながら、多様な機能や役割を受け入れる姿を描き出します。
本展は3つのシークエンスで構成されており、マジストレッティによるオリジナルスケッチやドローイング、アーカイブ資料を通して「OZU」のコンセプトの源流を紐解きます。また、小さな額装写真を集めたギャラリーでは、多彩な個性が共存する世界観を描き出し、プロダクトの高い柔軟性と、それぞれのライフスタイルに寄り添う魅力を表現。展示の中心では、暮らしの中で多様な表情を見せる「OZU」を配置し、使い手の動きやシーンの変化に呼応しながら、その機能美と柔軟性を体感できるインスタレーションが展開されます。家具と人との関係性を見つめ直すことで、「OZU」が持つ本質的な価値を感じられるでしょう。
展示・販売情報
IXCの新作「OZU」は、以下の日程で全国のカッシーナ・イクスシー店舗にて発表されます。
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青山本店・福岡店: 2026年10月22日(木)~
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名古屋店・大阪店: 2026年10月29日(木)~
なお、特別展示「Living in Motion」は青山本店のみでの開催となりますので、ぜひこの機会に足をお運びください。
IXCが提案する「Emotional Minimalism」
IXCは、「Emotional Minimalism(エモーショナル・ミニマリズム)」をデザイン哲学に掲げるグローバルブランドです。シンプルで自然体な心地よさに、心を揺さぶるディテールを織り込んだ製品は、飾らない上質さを求める現代のライフスタイルに調和するインテリアを提案しています。ヨーロッパの家具文化と日本の美意識が響き合う独自のデザイン、素材の巧みな組み合わせが生む洗練、そして新技術やサステナブルなものづくりを追求し、豊かな時代にこそ永く大切にしたくなるアイテムをお届けします。
「OZU」ラウンジチェアは、単なる家具ではなく、あなたの暮らしに物語と快適性をもたらす特別な存在となるでしょう。ぜひ展示会でその魅力を直接お確かめください。
IXCについて、さらに詳しく知りたい方は、以下のブランドサイトをご覧ください。


